PPPCC

脱力系、猫と育児と栽培(水耕、プランター)と日々の思いをつらつらと

G殲滅作戦

新居に越してきて3日目の夜にして

初めて発生しました。

 

Gです。

全人類(マニア除)から忌み嫌われているG。

 

5階に住んでいたころは

その高度ゆえ、一度もお目にかかることのなかったG。

それが地上に降り立った途端です。

先が思いやられるとはまさにこのこと。

 

僕はGがからっきしダメで

第一発見者の僕は、妻に駆除を依頼しました。

妻はあまりGを見たことがないらしく

「いいよー」と軽口を叩いてきました。

おびえている僕をしり目に。

 

何とも頼もしいではないか!

よし、今後Gには妻に神対応してもらおう!

と一筋の希望を手繰り寄せていると

再度Gが姿を現しました。

 

すかさず僕は言います。

「あ、あれ!」

妻も目をやるとそこには漆黒の玉。

木目の節に見事に擬態しています。

 

久々に見たであろう妻は絶句して石化。

さっきまでの勢いはどこへやら。

急に「3センチ程度の黒い昆虫に怯えるそこそこの大人二人」

という地獄絵図に早変わり。

その変わり身の早さGの動きの如し。です。

 

そうはいっても僕なんかよりはGに対する嫌悪感の薄い妻は

動き出します。

ビニール袋を手にかぶせ、トイレットペーパーを持ち

捕獲して、トイレに流してしまうようです(僕の的確な指示による)。

散々の躊躇ののち、妻の手が伸びました。

文字通り紙対応。

 

がしかし、Gの俊敏さの方がわずかに上回ったようで

するりと壁伝いでかわしました。

「とった?とった?」

張本人である妻は、あまりに防備しすぎたため

手の感覚を失っており、自分が捕獲したかすらも

確認できていないようです。

 

どうやら人間では太刀打ちできる相手ではないと

早くも悟った僕は、今度は猫に依頼します。

 

猫に追いかけまわしてもらい、Gを恐怖のどん底まで

おとしめてやろうという、ゲスい作戦です。

最悪食べてしまう懸念があったので

片時も目を離せません。

 

さっそく猫が、サササと動くそれを見つけ興味を向けます。

しかしそこはG。

追いつめられるとIQ200まで跳ね上がるというG。

相手によって戦法を変えてきます。

 

動くものには本気で反応する猫も

ひとたび動かなくなると一気に興味を失います。

その習性はもう会得しているのでしょう。

 

Gは動きを止めます。

猫はその場を離れます。

Gの完全勝利

その場の全員が動けない、全くの不毛な時間がただただ過ぎてゆきます。

 

そこで僕は思い出しました。

台所用洗剤泡スプレータイプがGに効くらしい。

日頃からGアンテナを張り巡らせている僕に

先日飛び込んできた比較的新しめの情報です。

 

カラダを油膜にて保護しているGの特性上

界面活性剤は大敵です。

それを直接放射できるタイプの洗剤はこれまでになく

amazonのレビューで本来の使い方ではない使用法に

「これぞ生きていくうえで有益な情報だ!」

という脚光を浴び、ネット界隈で話題になった情報なのです。

 

思い立ったら吉日。

早速深夜まで営業しているドラックストアにて購入。

急いで帰るも、見張りを頼んでいた妻が

見失うという、何とも出来過ぎたオチで

この件は幕を下ろしたのでした。

 

次に現れたときのリヴェンヂに燃え着々と準備が進んでおります。

(ホイホイ系)