夜の虫の眼
動物の眼ってよくできていて
効率よく光を取り込めるよう
様々な工夫が凝らしてあります。
瞳孔の大きさを明るさに応じて
調整するという機能もその一つです。
それを踏まえて
夜の虫の眼って見たことありますか?
僕はあります。
なんせ山奥で生活していましたから。
毎夜お目にかかりました。
ここでいう夜の虫とは
主にカマキリとカエルなのですが。
この2種の破壊力は凄まじいものがあります。
なんと
真っ黒なのです。
よくイメージする眼って
きっと縦にスッと細い黒目だと思います。
眼球全体のバランスから言って
1~2割ほどの面積の。
それが昼の姿です。
それが暗くなった途端
眼球全体がマルッと真っ黒になるのです。
漆黒の球。
全てを見透かすようなその眼に
常人は誰でも恐怖感を抱いてしまう事でしょう。
一瞬のインパクトが脳裏に焼き付いて離れないこと請け合いの姿。
一見の価値は、あります。